NYCdiary=街(まち)猫の日記。ガーデニング、陶芸、レストランレヴュー、手作りバッグ等を更新しています。   Since January 1, 2006


by nycdiary
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社会福祉問題について

ハーレム通信のアキツさんのところで興味深いTopicを見つけたので返事を書いてみようと思ったがあまりにも長くなりそうなので自分のところにポストする事にした。

実はわたくし、MSW(Master of Social Work)を卒業したばかりのSocial Workerなのである。一応NASW(National Association of Social Workers)のメンバーでもある。いや、こんなん誰でもなれるけど:)。

一応金かけて勉強した身でもあるし、色々思った事を書いてみようかと思う:)。

この問題、黒人女性がきつくなるのは男性がふがいないせいではないか、と言うもの。う~ん、そうだろうな~と思うのであるが、人によっては結構違った意見を持っていたり、学問的には色んな角度から分析されたりしている。

例えば、セラピーの世界では、この男女のDynamicとかも男性がふがいない、と言う意見もあればある意味で女性側にCo-dependencyがあるのではないか、という意見もあったりするし…。

実は私の専門はサイコセラピーなのであった。何でセラピストがSocial Workerなの?と思うが-というか行く前は私もそう思った-Clinical Social Worker=Psychotehrapistと言う事でセラピストの中にはSocial Workのバックグラウンドの人も多い。街猫もその一人。

実習で貧困層の人とセラピーをした経験があって、思ったのは、なぜかという事は結構分る、一人一人話をしていると…。こういう風に考えるからこうなってこうとか…。

でもそれ以上進んでこうしましょう、という時にほとんどの人が挫折する。慣れ親しんだ環境を変えるという事はそれがたとえ最悪の環境であっても本当に難しいようなのだ。

結局、周りの誰にも出来てない事を自分に出来るはずがとか…。そういうSelf Esteemの問題もあるし。他の生活パターンに対するVisionがないと言うのもあるし。

この黒人女性の方々の怒りって自己防衛手段であるって思う。結構落ち込んでいたりする、そういう人って。でも本人も気付いていなかったり。SadnessよりAngerの方がパワーがあってShiftしやすいようである。

実際Anger managementで来てた人とか実はうつだったりとかさ。

学校で習ったのは、文化的に黒人層は確かこの場合男性と限定してあったったと思うけれどDepressedとかSadと言うところをAngryと表現するとか。だから結構暴力的に見えて落ち込んでいるのかもしれないし。

こういう文化的背景によるLanguage usageの違いを認識するのが結構大切な事だったりした。

この話では女性が怖いと言う事だけれど、やっぱり男性からのDomestic ViolenceとかあるだろうしPhysicalな。

Abuseは勿論Physicalだけでなく例えばVerbal Abuseだってある。

Verbal Abuseというのは子供に深刻な影響を与えると習った。怒鳴られる子供は前頭葉だったかな、の部分が常に刺激を受けリラックスできなくなってしまうそうである。

Hyper arrousalとか言って、常に緊張している事によって、リラックスする物質を形成する能力をなくしてしまうそうである。


それはさておき、この問題、結局、DrugsやAbuse等の問題で子供の頃から落ち込んだ環境で育ってしまってそのまま落ち込んでいたりするのではないだろうか。

だから自分はより良い生活にDeserveではないと本能的に思っている人もいると思うし、Middle classの生活に入っていく勇気と言うかSelf Esteemを持たないのかも知れないし。

そしてそういう人がまた親になり…という感じで…。そしてSW Schoolでは生徒の皆がこりゃ大変な事だ、と落ち込んだり。←これは私だけど:)。完全にBurnt outのパターン。

アキツさんの言うように話を聞いたりするのはとても良い事だと思う。私の患者さんにはDrop outする人も多かったけれどやっぱりマジで立ち直ろうとしている人も居たから。

そう言う時だけ、自分も役に立ったんだ~と明るくなったけど:)。

Directorには自分が少しでもその人に影響を与えた事を考えるようにしなさいと言われた。最初Drop outされて結構こたえていた時の話だ。

彼女達はどうしているのだろう、と考える。随分親密なセラピーをしたりしてすっかり入れ込んでしまいそうになる自分を結構抑えたりしていたなあ。

世の中にはこれでもかって言うほど不幸な事がいっぱいある人もいたりで、ほんとに自分が強くないと、って感じだった。


とにかくSocial Workersは日夜、あれが悪いのではないか、これが、とああでもないこうでもないを繰り返し、Fundsの続く限り色んなProgramsを打ち出しているわけである。

Single mothersを対象にして次世代の健全な子供達を育てましょうとか、ね。

国策的にも予算やPoliticsの関係も絡んでしょっちゅうPolicyを変え~のしてこの貧困をなくそうと努力しているわけである。

主流ではこの次世代と言うのが結構支持されている。何故かと言えば、結局悪くなってしまう元を断つほうがそれが貧困や暴力、薬物やアルコール中毒、果てはメンタルイルネスそのものを治療するよりも効率的だと思っているからである。

実際にHomelessは7割だか8割だかの確立で-これがまたTricky。だって人によって使うデータが違ったりして、自分の持論を正しいと主張したいがために学者達は色んなデータを用いる-Mentally illだと言われているし。

この国家がMental Healthのために使う公金はBillionの額だったと思う。いや、とにかくすごい金額。それが本当に深刻に国の予算を圧迫して笑っていられない状況にあるのである。

どうしてこれが貧困の話につながるかと言うとChild Abuseと成人になってからのDrug abuseそしてMental Healthというのは密接に関係している事が分っているのである。

だからして、やっぱり貧困層の生活の改善が結果的にはMental Healthに関係してきたりするのである。

そして社会治安的にはきちんと仕事に就いていれば他の事をする時間は限られてくるし、しかも収入があれば物に困ったりお金に困ったりして犯罪を犯す確立も少なくなるだろうと言う考えがあり、結局この貧困層のライフスタイルの向上は国の将来に重要な鍵を握っているのである。

勿論、犯罪は貧困層だけに起こるものではないけれど、勿論。

学校では、さらに進んで、資本主義である限りこの貧困は無くならない、と言う意見もあり、実際にAnti-capitalismを掲げている教授も居たりした。

しかし、主流は資本主義は良いとしても今のこの貧富の格差の大きさは遺憾であると言うものだった。

とにかくBill Gates氏がここにいるとしたら、あんた達はここ、と実際の自分の前年度の所得を元に生徒を廊下に並ばせたりして、貧富の格差の大きさを表現しようとしていた教授も居た。

いや、長~い廊下の端と端ですぜ。

そしてSocial Work schoolではBusiness PeopleというのはEvil(悪)という考え方が蔓延していた。いや、ほんとに。

クラスではBusinessのManagement sideの人間はExploiter(搾取者)と呼ばれ、悪者にされていたのである。

しかし、Factory workersとの間にMutual Benefitsはあるではないか、やっぱり使われる側だけでは社会は成り立たない、使う側が居なければ…等と延々と議論になるのである。

いや、シビアだよ、Social Work。実際若くやる気のある、私が世界を救う~みたいな生徒も居てActivistsって感じだったし。

勉強してみると結構とにかく奥がと~っても深い社会福祉。しかもこれにEthicsが加わったり、いかなる場合にもClientsをJudgeしてはならないだって。

せっかくSoberだったと思ったららりってセラピーをすっぽかされてもやっぱりJudgeしてはいけないとか、私は天使じゃないとマジで切れてた同僚も居たりして…。

とまらなくなりそうだからこの辺で止める。

それにしてもやっぱりストレスが溜まっていたのであろうか。

February 3, 2006 6:03pm (EST)
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by Nycdiary | 2006-02-04 08:11 | Self