NYCdiary=街(まち)猫の日記。ガーデニング、陶芸、レストランレヴュー、手作りバッグ等を更新しています。   Since January 1, 2006


by nycdiary
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Good Night and Good Luck=グッドナイト アンド グッドラック(映画)

Good night and good luck。年末に見た時も、入りはとても良かったようである。

ジョージクルーニー監督で出演もしている。Reviewはこちら

主役の俳優はオスカー候補と言われて久しいが街猫にはあんまりなじみがない。

ハリウッドらしいメディアの自由を叫ぶ内容で反体制。いかにもジョージクルーニーを代表する-というか、ハリウッド全体か-リベラルが好きそうな題材である。

しかし、信じられないのがわずか50年前のアメリカで上院議員を批判する番組を流せなかったと言う事。

ストーリーは実在のもので共産党員を次々と弾劾していった上院議員へのメディアの批判と反発である。

勿論この弾劾は行き過ぎの感があり、この映画では世論を含む誰もがそう思っているのにそれを言い出せないといったような内容になっている。

ハリウッドの俳優が次々と共産党員の疑いを掛けられ仕事が出来なくなった経緯もあるらしい。

映画の中では自分に従わない人は全て共産党員として弾劾していったというくだりもあり相当に反発心があったのを匂わせている。

例え共産党員だったとしてもそのせいで仕事を追われればこれは人権問題であろう。少なくても今のアメリカでは大問題である。

しかし考えてみたらこの頃まだ南部では黒人用のトイレやラウンジがあったと思えば、まあそんな事もあるだろうと思ってしまう。

映画の中も煙草ムンムンでしかもスタッフの大半が男という今では考えられない設定だった。

夫にこのジャーナリスト、知ってる?と聞いたら知ってると言ったので、冗談で肺がんで死んだでしょと、言ったくらいだった。自分が吸わなくても肺がんになりそうな煙の量だった:)。

この50年でアメリカがいかに変わったかと言う事か。

今や、アメリカの大統領を毎日のようにテレビで批判し、笑いものにするコントやギャグを入れれば入れるほどうけるというアメリカである。

メディアが権力に刃向かうようになり、それからメディアが権力を弾劾するようになり、そして権力がメディアを利用して宣伝するようになったアメリカ。

今では政治家のメディアの使い方は1つの戦略である事はまちがいない。


そう思ってみると面白い映画ではあった。

従業員同士の結婚が認められていなくて内緒で結婚している夫婦が居たり…。日本とか未だにこういうのありかな?結婚したらどっちかが辞めなければいけないみたいなの。未だに大会社とかもそうだったりするからなあ。

映画自体は緊迫感があって良かったと思うしドラマもあり役者も達者だったがあまりにもハリウッドの体制がにじみ出る内容だったような気も否めない。

それと時代の背景を理解していないと分り難い部分もあった。

Grade:A-
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February 7,  2006 3:23pm (EST)
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by Nycdiary | 2006-02-08 05:27 | Movies/TV